ポイント72とシタデルが数十億ドル規模の資本返還へ
スティーブ・コーヘン氏はヘッジファンド「ポイント72」の創立者であり、ニューヨーク・メッツの球団オーナー
スティーブ・コーエン(Steve Cohen)のポイント72アセット・マネジメントが、初めて投資家に資本を還元する準備を進めているという。同社は年末以降に顧客に利益を還元することを検討しており、その額は数十億ドルに上る可能性があるということだ。まだ詳細が固まっていないため、いくら返還されるかは断言できず、計画は変更される可能性がある。
ヘッジファンド・マネジャーは資本規模が大きくなりすぎるのを避けるために、新規資金を制限したり、資本を還元したりする。ポイント72は2020年以降に約128億ドルを調達し、運用資産は過去最高の352億ドルまで膨れ上がっている。このヘッジファンドは今年8月までに約10%、30億ドル以上の利益を上げたとブルームバーグ・ニュースは以前報じている。ポイント72、ミレニアム・マネジメント、シタデルといった安定したリターンを上げ続けている大手ヘッジファンドには、管理しきれないほどの資金が殺到する一方で、大多数の中小企業は資金調達に苦労している。
昨年末の報道によればケン・グリフィンが率いるシタデルは、過去2年間に同社の多額ヘッジファンドが2桁の利益を上げ、資産が630億ドルに増加したことを受けて約70億ドルを顧客に返還する予定だという。同社の旗艦ファンドであるウェリントン・ファンドは、2022年に38%の上昇を記録し、さらに2023年には15%の上昇を記録。シタデルのパフォーマンスは、1桁台のリターンを記録した同業他社が多い中で、異例中の異例である。
ポイント72とシタデルのパフォーマンスについてはこちらを参照:『偉大なファンドマネージャーたち』
記事(外部サイト)